食事療法とは
腎臓疾患の食事療法普及と実践からの学び
慢性腎臓病における食事療法は、低タンパク食品の開発と共に普及してきました。でんぷんは腎臓への負荷が少なく、様々な料理に使える重要なエネルギー源ですが、当時はでんぷん麺しかありませんでした。その後、でんぷん米や新しい食材の登場により、今では、誰でも簡単に調理することが可能になりました。
治療食品が普及すれば医療費抑制にも繋がると期待され、国会で取り上げられたこともありました。しかし、医療制度や医薬品認可制度と異なり、医療経済学の観点から治療食品を推進するという議論はなかなか進みませんでした。そのような中、一部の医師や管理栄養士らがでんぷん食品を利用した食事療法を牽引し、それを食事療法サポートセンターや患者の会といった非営利組織が推進するという形で、腎臓疾患の食事療法が広まりました。先駆者である食事療法サポートセンターには20年を超える歴史があります。
一方、タンパク質制限、低リン食、低カリウムだけに拘わり、独自に間違った食事療法をしているケースも散見されます。間違った食事制限は危険です。食事療法サポートセンターでは、医師や管理栄養士の力を借りて、正しい情報を提供することで、生活の質的向上および保健、医療福祉の増進を目指します。
でんぷんの製品の豆知識
皆さんが日常で食べている、 米や小麦粉を使った製品 (パンや麺など) は、 6~12gのたんぱく 質を含んでいますが、 でんぷんから作られる治療用特殊食品の米や麺は、たんぱく質がほぼゼ ロに近いので、 低たんぱく食品としては理想的だと言われています。
でんぷん製品の良いところ!!
でんぷん製品はどんな商品があるの?
でんぷん米・うどん・パスタ・ラーメン・餅・クッキー etc.