食事療法の例
多量のたんぱく質を摂取すると老廃物が生じ、腎臓への負荷が増大します。一方で、低たんぱく食を摂取する食事療法を行うと、腎臓への負荷を減らすことができます。腎臓病では機能の低下している腎臓を労り、正しい食事療法によって透析までの期間を延ばし、QOLの向上を目指します。ただし、腎臓病の種類や、原因疾患の種類など、一人一人の症状によって正しい食事療法の詳細(たんぱく制限、塩分制限、カリウム制限、水分制限、エネルギー摂取量)は異なるため、専門の医師や栄養士の指導を受けることが重要です。
下の図は、治療効果のある食事療法を行うことで、人工透析開始を遅らせることが出来た一例です。縦軸は腎機能を表しています。食事療法サポートセンターの顧問医師・栄養士は、食事療法があなたの暮らしの一部になるまで丁寧に支援します。
Stop慢性腎臓病 献立例
市販の物を使いながら、あまり手間をかけずに簡単に食べられるように考えた1日分の献立のご紹介です。1日当たり、エネルギー1800~2000kcal、たんぱく質35~40g、食塩相当量6gを目安にしています。